Library Mapplet を更新。


トラックバックをもらったid:dambiyoriさんのスクリプトを参考に眺めてたら,KMLだとアイコン画像の指定ができることに気づく(GeoRSSは自動的に青いアイコンがふられてしまう)。MappletだとGMarkerMappletが使えないこともあり,たくさんのマーカーが出てくると非常に重い。かといってGGeoXmlでGeoRSSを読み込ませるとアイコン一色だしなあ,と思ってたところだったので非常に朗報。早速GeoRSS出力のソースをいじってKML化。ヘッダーとか特殊文字がらみで少しつまづきながらも,一応完成。


で,こんな感じ。


Library Mapplet(KML化版)

ソース:http://myrmecoleon.sytes.net/map/librarymap.xml(前と同じ)


ちなみにGGeoXmlは一度に表示できるマーカー数に制限があるようなので,制限を超えがちな大学図書館分については旧方式に変更できるようにしてあります。100館とか200館とかを選べばおk。
どうでもいいけど,Mappletは元ソース更新すると自動的に更新されるんですな*1。便利なのかどうかは知らんけど。ちなみに旧バージョンはhttp://myrmecoleon.sytes.net/map/librarymap.0.0.2.xmlにおいとくので,前のが良かったって人はどうぞ。


ちなみに所蔵館マップのKMLは以下のようなURLで拾えます。
http://myrmecoleon.sytes.net/map/libkml.php?isbn={isbn}&type={目録の種類。nc|un|alis}


ところで,やっぱりid:dambiyoriさんの見てて今頃気づいたけど,Google Map APIって現在表示してる地図の座標もデータとして拾えるんですね。ってことは,ある位置を表示させた状態でボタン押すと,周辺の所蔵館を横断検索(natu_nさんとこみたいなメソッド)で出す,みたいなこともできそうな予感。それが全国区でできれば立派な日本総合目録だよなあ,各個の負担も小さいよなあ,と思いつつも,まあ膨大な図書館のOPACを管理する気力はないので当分やる気はなし。まあこのへんは従来のGoogle Map APIでも出来る。


むしろMappletだからできそうなのは,Library MappletみたいなのとほかのMappletを簡単に組み合わせられることかな。たとえばLibrary Mappletで読みたい本をもってる図書館を探して,その周辺に美味しそうな飲食店がないかをぐるなびあたりのAPI使ったMappletで探して,ああじゃあ今日は図書館で本を借りてこの喫茶店で読もう,みたいな。
以前も似たようなことは考えてたけど,飲食店系のAPIいじってつっこむのめんどいなー,と思ってて躊躇してた。でもMappletなら,誰かがその手のAPI公開さえすれば,あとは勝手に組み合わせて使ってもらうだけでいいわけで。便利かもしれない。(って,よく考えたら飲食店検索はGoogle マップに標準でついてましたっけ。あれ使えばいいんだ)


追記


KML版のほうに前に追加したいなと思ってたMapionのルート検索仕込みました。以前からlivedoorのルート検索は仕込んであったのだけど,Mapionの方が直感的で使い勝手もよさそうなので。
で,具体的にどう使えるかというと,たとえばレアな資料がどこかの図書館にあるのを見つけたとして,



(Library Mappletで本を探したら岩手県立図書館にあったので,その周辺の宿を宿探しマップレットで探してるの図)


ILLじゃなくて現地で読みたいな,と思ってその経路をMapionで探索する,



(あとは左に住所等を入れて出発地を指定,下の方で経路探索させると駅への歩行ルートと乗換ルートが見事に探索されます)


みたいなことが手軽にできる。


ただまあ,この手の機能もそれこそMappletで単独で設けた方が勝手がいいかもしれない。たとえば現在表示してる位置をMapionのルート検索に転送するMappletとか。Googleのルート検索が日本に対応してないので,これがあるといろいろ便利。
ちなみに,Google Mapは世界測地系の度数方式なのに対し,Mapionの座標は日本測地系の度分秒方式なので,そのへん修正しないと微妙にズレるので注意。厳密に計算するとめんどいので,うちはlatに+ 0.003333,lngに-0.003333で処理してます(だいたい12秒ずれるのでそれを度数表記に変換した値)。

*1:すぐには起きないので,Developper Mapplet使って更新しなきゃいけませんが