学術論文にみる「2ちゃんねる」

2chの群集心理に関する学術研究 - ネットで読める編に触発されて,2ちゃんねるを扱っててネットで公開している論文を漁ってみるテスト。

松村先生はけっこう2ちゃんねる研究の論文を書いてるみたい。公開されてるのだと以下。このへんは業務系名無しのメモ置き場-いろんな資料でも載ってますね。

これらは一連の研究のようですね。2ちゃんねるの匿名性,2ちゃん語やAAなどの要素を統計的に処理して2ちゃんがなぜ盛り上がるのかを解析してる。あぼーんも計量要素ですかそうですか。

ちなみにこのMYCOMという集まりではほかにも2ちゃんねるがらみの発表が見られる。けっこう興味深い研究課題だったらしい。

2ちゃんねるの吉野屋祭りを題材とした文化人類学的研究。スレッドの進行速度などを計量してて面白ろそう。しかし抄録は読めないのに本文は読めるのか。不思議。

言論空間としての2ちゃんねるの研究。2ちゃんねるハーバーマスのいう「公共圏」たりえないという話。

  • 学位論文関係

学部生の学位論文など。内容はやはり稚拙さがあります*2が,あまり雑誌論文とかにならないテーマも見られて面白い。


しかし,最初はCiNiiの雑誌記事索引とかで検索しようとしてたのだけれど,Webで公開されてる論文にかぎるとGoogle Scholarの方が検索しやすいっすねえ。学部生の卒論なんかだと,各種データベースよりもGoogleの方が探しやすいというのが恐ろしい。このへんは実際のレファレンスにも使えそうな検索ノウハウかもしれない。

*1:これは「2chの群集心理に関する学術研究 - ネットで読める編」でも紹介されてますね

*2:まあ自分の卒論と比べたらマシです